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『昆虫美学』

先週の土曜日、角角ストロガのフ第7回公演『昆虫美学』を観てきた。
実際の事件をモチーフに書き起こされた話だ。

・・・スゴかった。
主催の角田ルミ嬢を知ってから、角角をずっと観てきた。
いつもラストにはめまいを覚えるような、そんな衝撃を受けるのですが、今回は頭痛にまで到達。
目が回るんじゃなく脳が回る!

前回公演時の作者のアフタートークによれば、登場人物にハッピーエンドは絶対用意しないということだ。
お客さんに「これに比べれば自分の方がまし」と思って帰ってもらいたい。というサービスだそうだ。
なるほど。彼女の作劇の基本姿勢はそこだったのかと納得したコメントだった。

今回の作でもその基本は守られている。
とことんまで追いつめられてゆく登場人物達。その過程がイヤという程積み重ねられていく。
役者さん達の熱演が迫力を増してゆく。
誰にも感情移入させない徹底した傍観者の目線での作劇。
そしてクライマックスに一挙に崩壊する。
そこはいつも印象的に、そしてさらっと流されてしまう感。
えっ?えっ?えっ?
と思う間にたたみ込まれて終演迎える。
そして胸の奥にどす黒いもやもやした物を残されて劇場を後にするはめになるのだ。

してやられた感でいっぱいである。
僕には絶対出来ない、僕とは何もかも正反対の作劇。
そんなモノを創り続けている限り僕は観に行く。

ふう・・・。
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  • そえたかずひろ の公式ブログです。
    お仕事:アニメのキャラクターデザイン、作画、コンテ演出、イラスト。漫画。
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